オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

ロケットストーブの蓄熱パワーに驚く!

昨晩のロケットストーブ実験。午後8時に、ロケットストーブに薪を入れて終了。夜中の12時に燃焼室を覗いても、まだ熾火が残っていた。燃焼室のあたりは、じっと触っていたら、あつつ!って感じ。家族全員、あまりの暖かさに布団を一枚減らして就寝。

そして、一晩明けて。。。。室内に置いた温度計を見て、びっくり仰天。なんと26度‼︎ 外気温は17度ぐらい。「夏やん!」と突っ込んで、家族全員で大笑いした。

今日も暖かい日だったので、キッチンストーブも、ロケットストーブも燃やさず。だけど、24時間以上経っても、ロケットストーブの燃焼室周りの耐熱れんがは、ほんのりと暖かくて、びっくり!蓄熱パワーがハンパない!

寒くなるのが楽しみで仕方ない。

大地再生の水脈作業!そしてロケットストーブ点火講座。

本日は大地再生の作業日。前回作った水脈作りの続き。

offgrid.hateblo.jp

家の周りにぐるりと掘った水脈が集まるところ。かなり深めの大きな点穴を掘ったのだが、雨が降ったあとは、写真のように水溜りができる。そのままでも、数日で浸透していくのだが、台風の日はギリギリまで水が溜まった。それでは不安だと思っていたら、この穴から続く排水溝を掘って、パイプを埋めて、土を埋め戻すことに。この最後の巨大な点穴は家の南側にある。
人力で掘り進めるメンバー。大きな柿の木と金木犀の、太い根を切らないよう、まるで発掘作業のように掘り進める。この塩ビパイプを貫通させる。家の北側にも、スコップの幅、深さで水脈を掘った。ここには他の3面とは違って、コルゲート管は入っていない。炭と大量の貝塚伊吹の枝が差し込まれた。水脈のために、高い枝を剪定した貝塚伊吹。清々しい抜け感が生まれた。家の西面。つまり玄関側。家の正面に当たる部分の軒下に、コンクリートで作る岩を施す。この木の板で作った型に、コンクリートを流し込む。午後一番に登場した生コン車型を外して整えたら、こんなに有機的な、雲のような飛石に。少し表面が乾いたら、真砂土で表面をサンダーがけ。川底で岩が磨かれるイメージで。夕方から大工のI氏が登場。

二日連続で部屋の中を煙だらけにしてしまった私たちのために、ロケットストーブの点火方法をレクチャーしにきてくれたのだ。

外の煙突の下で新聞を燃やして、煙を吸い上げるかどうかチェック→ちゃんと吸い込む。だが、少しずつ慎重に燃やして行っても、煙突の下から煙がたくさん出てくる。それは、初めて火を入れる場合、煙が通る空間の水分が多すぎて、重たい水分は煙突の下から出てくるのだとか。とにかく慎重に燃やし続けるI氏。途中、いい感じに燃えても、燃えた一酸化炭素が燃焼室に充満して、火が消えそうになったりした。そこをすかさず、空気口からバーナーを入れて、燃焼室奥の煙道に向かって燃やし続けたり、外の煙突を、下から上へ、ブロワーで吹き上げたりもした。あれこれ試すこと2時間半。ようやくストーブが温まり、火の調子も良くなってきた。じわじわと部屋の中の耐火煉瓦があったまっていく。燃えるようになるまでは、意外にたくさんの薪を使ったが、「周りの耐火煉瓦が温まれば、そんなにたくさんの薪を燃やさなくても大丈夫」。安定してから、太めの薪を2回投入して、本日は終了。残念ながら、今日は気温も高めで、暑すぎるぐらいだった。

ストーブの煙が温めたベンチに座る母。嬉しそう。枕みたいな段差も「私の首にちょうど良いわ」と。ちなみに、この壁越しに暖かい空気が、母の部屋のベッド下へと流れ込む。3時間火をつけただけで、母の布団もポカポカだったらしい。毎晩、湯たんぽを作っていた母だが、今日は流石に作らずに、就寝。明日の朝の、母の感想が楽しみだ。

ペアガラス✖️南向き✖️掃き出し窓いっぱい=ストーブ要らずの暖かさ

明日からの大地再生の作業に合わせて、砕石がやってきた。大地再生の前に、裏庭もスッキリできた!なんて広いスペース!よく見ると、遺跡のような、この字型に組まれた石が潜んでいる。何に使われていたのだろうか。今日もご機嫌ニャンコは梁の上。南向きに掃き出し窓を5面つけた仕事部屋。建物の構造自体は隙間だらけなのだが、サッシはもちろんペアガラス。天気が良ければ、ストーブ要らず。暑いくらいのポカポカ陽気だ。

南向き✖️ペアガラス✖️掃き出し窓いっぱい=冬でのストーブ要らず。

つまり夏は暑いってことかー、、、、。こちらは、お風呂へと続く裏口のドア。床面の石と木製ドアの間が1cm以上空いていた。ここのところの寒さがこたえたので、このシリコンゴムの隙間シートを購入してみた。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08GPX6JWB/ref=redir_mobile_desktop/358-3964787-0224919?_encoding=UTF8&fbclid=IwAR1LxfDQfBX9wFxepr4mcJurro6ApOB5znDtw9TZBLHiEOysmL223WDsiPU&psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title

両面テープと押しピンで留める簡単施工。見事、冷気をピタッとシャットアウトできた。ドアの開け閉めもスムーズだけど、床との密着具合が凄い。

廃材を無料で引き取ってくれるチップ工場へ

大工のI氏に教えてもらったチップ工場。こちらでは、廃材の釘を手作業で抜いて、チップに加工している。しかも引き取り手数料はなし。タダ!自宅から車で30分かかるが、無料には代えられない。処分に困り果てていた釘つきの松の廃材問題が、これで一見落着。しかも、またチップとして生まれ変わるってくれるなら、なお嬉しい。

トラック一杯を積み込むのに午前中かかった。荷下ろしはマシーンで一瞬!端材の海。

夕方からは、裏庭の廃材の山を、トラックへ。2杯目の廃材を集めていく。

<before><after>

二人がかりで3時間の仕事。ようやく地面が見え始めた。元々、地面が盛り上がっていた場所だったので、思っていたよりも、廃材のボリュームはなく、助かった。日が暮れたので、フィニッシュは明日。二杯目の廃材がスタンバイ、明日、また捨てにいく。それにしても、見積もりを下げるために、自分たちで廃材の処分をすることにしたはずだが、プロに任せておけばよかったと、少し後悔した。解体時の廃材もまだあるし、前住人の置き土産である松の廃材も納屋にぎっしり入っている。あと何往復行き来しなければならないのか。。。

目下の心配事は、松の廃材の処分と、紅葉樹の薪の調達。

そして、今日も家中に煙を充満させてしまった。昨日のアドバイスを実践したのだが、最初はうまくいったのだが、途中から薪を入れすぎたようだ。急に煙が逆流を初めて、手に負えなくなった。ロケットストーブは巨大な装置なので、キッチンストーブのように単純ではないようだ。

なので、今日もキッチンストーブで部屋を暖める。キッチンと二階は22度を記録し、ぬくぬくなのだが、唯一の個室である母の部屋が肌寒い。18度ぐらいだろうか。早く使い方をマスターして、母の部屋を、母のベッドを、暖めてあげたい。キッチンストーブを暖房として使いつつ、もったいないので小豆を炊く。実は、まだこの冬の薪が揃っていない。

そして、裏庭に山盛りになっている松の廃材を処分したい。

この二つのリサーチのために、いつも看板を横目に見ていた木材処分場を訪問。

こちらの処分場では、森や庭から伐採した木材しか扱わないらしい。だから、うちに溜まっている釘がたくさん打たれた廃材はNG。釘がないとしても、トラック一杯で9000円の処分費がかかる。そして、この山積みにされた丸太は、薪としても販売。トラック一杯で4000円。乾き具合が気になるが、まとめて引き取れるし、なかなか良い条件だ。一軒目の処分場で教えてもらった、うちから車で5分の木材処分場も訪ねてみた。

【マテリアルフォレスト】

https://material-forest.co.jp/about.html

こちらでは、ペンチで曲がる程度の釘という条件で、廃材も引き取れるとのこと。処分費用は、一立米3,000円。ここでの大発見は、すぐに使える、一年以上乾燥させた薪を販売していること!薪の準備が追いつかなくても、ここで薪を買えば、凍え死ぬことはない。それは物凄い安心材料になった。薪の値段は、紅葉樹で350kg21,000円!旦那は日がな一日、風の草刈り。草ボーボーだったエリアがスッキリ。水路も息を吹き返す。こちらは昨日の夕焼け。

初ロケットストーブで煙が逆流。家の中が真っ白に!

「森で集めた木切れを使って、昼風呂に入りたい」と母。お昼ご飯を食べたら、早速、実践。煙突から出る煙って、かわいいなあ。木切れを収集。結果、沸かしすぎて、かなり水で埋める羽目に。お風呂の薪は、思ったよりも少なめで良いらしい。考えてみると、料理したりお湯を沸かしたりは100度近くまで温度を上げなくてはいけないけれど、お風呂は、太陽温水器で温めた人肌温度の水を、たった10度ちょっと温めるだけの話だから、水の量が多いとはいえ、そんなに薪がいらないわけだ。と、偉そうに分析してみても、私はまだお風呂を焚いたことがないのだけど。昼に焚いたお風呂だが、夕ご飯前でもまだ暖かい。念の為にと薪を投入するが、また焚きすぎて、水で埋める羽目に。薪の無駄遣い。。。

昼に母が自分で焚いて風呂に入り、夕方に薪を少し足して、私と旦那が入れたら効率良さそうだ。

今日は、床下の根太だった木をもらってきて、チェーンソーでカット。「硬くていい感じ!よく燃えそうだ!」と旦那。よし、それならロケットストーブに点火して試してみよう!と、盛り上がる。いきなり点火。燃えた燃えた!と喜んだのも束の間。煙が煙突へと吸い込まれず、逆流。家の中が煙だらけになってしまった。後から、大工のI氏のアドバイスがくる。

点火しても大丈夫なんですが、最初の焚き付けに直ぐにはうまくいかない可能性があります。その時にどうすればいいか、、、、外の煙突の一番下の蓋を外し、そこで何か燃やす、またはガスで温めるなどのテクニックがあります。 ヘタをすると家の中が煙だらけにになる可能性も、、、、まずは燃焼室で線香のような煙の出るものを炊いて煙の流れをチェック、または新聞紙だけを奥の方で燃やしてみる。それで煙が室内に来なければ、小さい焚き付けのようなものを少しずつ燃やしてみる。それでうまく行っても、初期はたくさん燃やさずに少しずつ燃やしてください。」

初心者あるあるだったのか。。。。。早急に燃焼室の空気の流れを、煙突へと流すテクニックを磨かなければ!

もう一つ、今日の気づき。

台所から裏口を眺めた写真。左手が玄関なのだが、外気温が13度まで下がった今晩、少しでも暖かくまればと思い、初めて廊下と玄関の間に作った引き戸を閉めてみた。そして、使うこともないだろうと思っていた玄関の電気をつけると、引き戸の曇りガラス越しに廊下に漏れる光がとってもいい感じ!