オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

産業廃棄物処分場で日本の行く末を憂う

前庭に点在していた土嚢袋。その中身は、母家の窓を増やすために解体した、蔵の土壁と漆喰。朝イチで、軽トラックに平積みして、最寄りの産業廃棄物処理場へ。一立米との換算で10000円支払った。

午後からは、塩ビパイプ、プラスティックの波板など。これは昭和の時代に、この家を管理していた方の、置き土産だ。

波板で1000円。

塩ビパイプなどで1000円。

誠にざっくり。

これを粉砕して、その後、どうするのか、聞いてみた。

「塩ビは燃やすと公害になるので、埋め立てます」という答え。

都会の人は目にすることのないだろう埋立処分場。奥深い山のあちこちに潜んでいるはずだ。市営のもの、企業のもの含めて、たくさん。それで処分できているという体で、処分もできないものを大量生産するところに、経済市場主義の闇がある。

我が敷地には、絶対に持ち込まない。と、心に誓う。

 

裏庭の廃材の山を切り崩す

母家の東側に、蔵を解体した時の木材がそのまま山積みになっている。次回の大地再生までに少しでも減らせないものか、と、運び出してみることに。<before ><after>

一人で1時間半。ようやく一部の地面が見えてきた。道のりは遠い。

 

鉄クズが8,261円で売れた!

敷地内のあちこちに溜めていた鉄ゴミをよくやくひとまとめに。鉄グズ屋に持っていく。トラックに軽く一杯で8,261円 の小遣いになった。

工業雑品 36.5kg✖️@26.50円=265円

特級 50kg✖️@43.50円=2,175円

ウス鉄 39kg✖️@39円=5,070円

合計 7,510円(消費税751円)

各等級の分類は実際に測ったわけではなく、受付のお姉さんの目分量。

 

めっきり朝晩が冷え込むようになったこの頃、まだ仕上がっていなかったロケットストーブのフィニッシュを決めるため、大工のI氏が登場。

灰を掃除するための点検口を取り付け、燃焼室のガラス戸をつけ、ロケットストーブの天井に蓋をする。鉄製の骨組みに、セラミックウールを巻く。壁際の隙間には、断熱材のパーライトを詰め込む。大判、小判の耐熱レンガを組み合わせて、穴を塞ぐ。「仕上げをどうやって埋めるか、ひと晩考えて、明日、続きをやります!」とのこと。クズの葉をむしって、リースのような輪っかに仕上げる母。つる植物の名前を調べたい、と、我が家の森を把握するのに、意欲的。「お母さんは研究者気質だ」と旦那が言っていたが、本当にそう。生豆のコーヒー豆をいただいたことから始まった、コーヒー焙煎も、どうやったら好みのコーヒーになるか、日々、研究をしている。薪で爪を研ぐニャンコ。どうかドアで爪を研がないでくれ。
渋柿が熟れて、ぼたぼたと落ち始めた。食べてみると甘くて美味しい!早速、収穫に向かう母と旦那。月が綺麗な夕暮れだった。夕暮れ、少し肌寒いので、キッチンストーブを点火!せっかくなら、料理してみようということになり、初挑戦!キッチンストーブで晩御飯。最初の10分ぐらいは不安になる程、静かなフライパン。でもそこから一気に強火に!チャーハンもできる!ついでに温める鍋を置いたり、乾かすものをかけたり、お湯を沸かしたり。

屋外トイレ用、3代目のテント来たる。

改装中の臨時トイレとして作った、屋外コンポストトイレ。約一年間で、雨や雪、台風で倒壊したテント二つ。屋外のトイレを気に入っている旦那が、3代目となる新しいテントを購入。床面が開いているデザインがトイレにピッタリ!立ってもOKな高さと、こじんまりとした大きさが、とても落ち着くらしい。

写真の左側は小便用。バケツタイプ。右側は大便用。底に穴が開いていて、大便の後、おがくずを掛けるシステム。このテントを、転々と移動させつつ、使う予定。

この小さな円錐屋根が、雨と雪に耐えうるのか、乞うご期待!

offgrid.hateblo.jp

 

イノシシの気配に怯える朝。産廃業者の処理価格。

こちらは、昨日植えたじゃがいも畑。2度までもイノシシに食べられてしまった場所。3度目の今回は、ちゃんとイノシシ柵で囲ってみた。収穫まで無事に行き着きますよに。。。明けて、今朝。人間の屋外トレイコンポストの横に、山盛りの糞!人が住むようになったら、イノシシも出なくなるかと思ったが、甘かった。奴らはこっそり夜中にやってきているらしい。この置き土産は、ここはわしらの隠れ家やったのに!とでも、言いたいげで。糞だけなら、まだ我慢しよう。ああ、畑が心配。

工事の後のゴミの山を少しずつ市の処分場へ持ち込んでいる。明らかに工事現場から出たようなプラスティックごみは引き取れないと言われて、ついに産廃業者へ!

実は、ちょっと近寄り難く、産廃業者に行くことを先延ばしにしていたが、ついに潜入。ゴミを見てもらうと、引き取りOKとのことで、ひとまずホッとする。料金がすべて立米計算になるので、できればまとめて持ち込む方が良いだろう、と言うことになり、今日のところは、持ち帰る。産廃業者の引き取りお値段

廃プラスティック8000円/m3

瓦礫10000円/m3

トラックの荷台のゴミを見て、プロがどのくらいの物量かを見て、引き取り価格が決まるのだという。業者の人が、軽トラ一杯で4〜5万円は取られると言っていたのも、頷ける。

鉄は買取りできるとのこと。だが、鉄も、重さではなく、体積での見積もりになる。今回はずっしりと重たい鋳物の鉄くずが多いので、キロ単位で買い取ってくれる業者へ持っていくことにした。<付録>昨日の母。クズの葉をむしって、茎をくるくると丸めてまとめて、他の木の枝にかけておく。それを定期的にパトロールして、新しい芽を常にむしり続ける作戦。母がすごいのは、確かに効果がある!と実感したら、継続する忍耐力を持っていること。来年の夏にその成果が現れる。

 

コンポストトイレのバージョンアップから一週間

コンポストトイレの具を、大鋸屑から、土に替えて、今日でちょうど7日経つ。

正直に言うと、旦那は屋外に作ったコンポストトイレを使っていて、家の中のコンポストトイレは使っていない。私は、朝に決まった時間に出ないこともあり、出かけた先で用を足すこともしばしば。

と言うことで、家の中のコンポストトイレを使っているのは、母一人。私が時々で1.5人といったところなのだが、バージョンアップしてからというもの、トイレの臭いが驚くほどなくなった!1人の使用なら、本当に全く全然問題がないといっていい。毎日大便を投入していると言うのに、不思議と土は増えないし、次々に発酵して、分解が進んでいるのが実感としてわかる。

「このトイレなら、お客さんを呼んでも大丈夫ね。」と、母も納得した模様。実験が好きな母で本当によかった。母なりにオフグリッド生活を楽しんでいるようで、晩御飯の話題も『どうすれば、一番効率よくお風呂を自然エネルギーで焚くことができるか』だった。今、森のあちこちで落ちている小枝を集めはじめた母は、「小枝だけで焚いた昼風呂に入ってみたい」と。「それもいいけど、井戸水を一から焚くのは、かなり小枝が必要になる。それなら太陽光温水器で人肌に温めたお湯を湯船に溜めてから、小枝で焚くのがいいと思う」と、旦那。太陽温水器でぬるい程度に温めた湯船なら、ひと束の薪で、20〜30分焚くだけで、三人続けて入れるぐらいのお風呂が出来上がる。大した苦労ではないらしい。雨が降るとてきめんに50度近くまで温度が下がる太陽光温水器も、一日晴れれば75度程度までは温まり、二日晴天が続けば、85度ぐらいまで温度が上がる。このお湯をもったいない、と取るか、使ってなんぼ、と取るか。。。。

黒猫の話も少々。

以前の家には、自由に出入りできる小さなネコドアがあった。今回、迷って、結局ドアを作らなかったのだが、家と外を自由に行き来するのに慣れている猫がストレスなく暮らせるかどうかが、とても心配だったが、窓の外でニャーンと鳴いたり、寝る前に名前を呼んだら帰ってきたりで、うまく出入りできている。

しかも、吹き抜けの梁は、猫にとって格好の居場所。吹き抜けがあって、一番喜んでいるのは猫かもしれない。食器棚の上、換気扇の上、梁の上。いろんなところでくつろいでいる姿を見ると、この家の暮らしにずいぶん馴染んでくれたようで、本当にホッとしている。

 

コンポストトイレのバージョンアップから一週間

コンポストトイレの具を、大鋸屑から、土に替えて、今日でちょうど7日経つ。

正直に言うと、旦那は屋外に作ったコンポストトイレを使っていて、家の中のコンポストトイレは使っていない。私は、朝に決まった時間に出ないこともあり、出かけた先で用を足すこともしばしば。

と言うことで、家の中のコンポストトイレを使っているのは、母一人。私が時々で1.5人といったところなのだが、バージョンアップしてからというもの、トイレの臭いが驚くほどなくなった!1人の使用なら、本当に全く全然問題がないといっていい。毎日大便を投入していると言うのに、不思議と土は増えないし、次々に発酵して、分解が進んでいるのが実感としてわかる。

「このトイレなら、お客さんを呼んでも大丈夫ね。」と、母も納得した模様。実験が好きな母で本当によかった。母なりにオフグリッド生活を楽しんでいるようで、晩御飯の話題も『どうすれば、一番効率よくお風呂を自然エネルギーで焚くことができるか』だった。今、森のあちこちで落ちている小枝を集めはじめた母は、「小枝だけで焚いた昼風呂に入ってみたい」と。「それもいいけど、井戸水を一から焚くのは、かなり小枝が必要になる。それなら太陽光温水器で人肌に温めたお湯を湯船に溜めてから、小枝で焚くのがいいと思う」と、旦那。太陽温水器でぬるい程度に温めた湯船なら、ひと束の薪で、20〜30分焚くだけで、三人続けて入れるぐらいのお風呂が出来上がる。大した苦労ではないらしい。雨が降るとてきめんに50度近くまで温度が下がる太陽光温水器も、一日晴れれば75度程度までは温まり、二日晴天が続けば、85度ぐらいまで温度が上がる。このお湯をもったいない、と取るか、使ってなんぼ、と取るか。。。。

黒猫の話も少々。

以前の家には、自由に出入りできる小さなネコドアがあった。今回、迷って、結局ドアを作らなかったのだが、家と外を自由に行き来するのに慣れている猫がストレスなく暮らせるかどうかが、とて心配だったが、窓の外でニャーンと鳴いたり、寝る前に名前を呼んだら帰ってきたりで、うまく出入りできている。

しかも、吹き抜けの梁は、猫にとって格好の居場所。吹き抜けがあって、一番喜んでいるのは猫かもしれない。食器棚の上、換気扇の上、梁の上。いろんなところでくつろいでいる姿を見ると、この家の暮らしにずいぶん馴染んでくれたようで、本当にホッとしている。