オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

大地再生の水脈作業!そしてロケットストーブ点火講座。

本日は大地再生の作業日。前回作った水脈作りの続き。

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家の周りにぐるりと掘った水脈が集まるところ。かなり深めの大きな点穴を掘ったのだが、雨が降ったあとは、写真のように水溜りができる。そのままでも、数日で浸透していくのだが、台風の日はギリギリまで水が溜まった。それでは不安だと思っていたら、この穴から続く排水溝を掘って、パイプを埋めて、土を埋め戻すことに。この最後の巨大な点穴は家の南側にある。
人力で掘り進めるメンバー。大きな柿の木と金木犀の、太い根を切らないよう、まるで発掘作業のように掘り進める。この塩ビパイプを貫通させる。家の北側にも、スコップの幅、深さで水脈を掘った。ここには他の3面とは違って、コルゲート管は入っていない。炭と大量の貝塚伊吹の枝が差し込まれた。水脈のために、高い枝を剪定した貝塚伊吹。清々しい抜け感が生まれた。家の西面。つまり玄関側。家の正面に当たる部分の軒下に、コンクリートで作る岩を施す。この木の板で作った型に、コンクリートを流し込む。午後一番に登場した生コン車型を外して整えたら、こんなに有機的な、雲のような飛石に。少し表面が乾いたら、真砂土で表面をサンダーがけ。川底で岩が磨かれるイメージで。夕方から大工のI氏が登場。

二日連続で部屋の中を煙だらけにしてしまった私たちのために、ロケットストーブの点火方法をレクチャーしにきてくれたのだ。

外の煙突の下で新聞を燃やして、煙を吸い上げるかどうかチェック→ちゃんと吸い込む。だが、少しずつ慎重に燃やして行っても、煙突の下から煙がたくさん出てくる。それは、初めて火を入れる場合、煙が通る空間の水分が多すぎて、重たい水分は煙突の下から出てくるのだとか。とにかく慎重に燃やし続けるI氏。途中、いい感じに燃えても、燃えた一酸化炭素が燃焼室に充満して、火が消えそうになったりした。そこをすかさず、空気口からバーナーを入れて、燃焼室奥の煙道に向かって燃やし続けたり、外の煙突を、下から上へ、ブロワーで吹き上げたりもした。あれこれ試すこと2時間半。ようやくストーブが温まり、火の調子も良くなってきた。じわじわと部屋の中の耐火煉瓦があったまっていく。燃えるようになるまでは、意外にたくさんの薪を使ったが、「周りの耐火煉瓦が温まれば、そんなにたくさんの薪を燃やさなくても大丈夫」。安定してから、太めの薪を2回投入して、本日は終了。残念ながら、今日は気温も高めで、暑すぎるぐらいだった。

ストーブの煙が温めたベンチに座る母。嬉しそう。枕みたいな段差も「私の首にちょうど良いわ」と。ちなみに、この壁越しに暖かい空気が、母の部屋のベッド下へと流れ込む。3時間火をつけただけで、母の布団もポカポカだったらしい。毎晩、湯たんぽを作っていた母だが、今日は流石に作らずに、就寝。明日の朝の、母の感想が楽しみだ。