オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

引っ越し屋の偉大さがわかる二日間。自力で荷物を運ぶ。

15日までに引っ越しを、という予定だったが、急遽、息子が引っ越しの助っ人として帰省することになり、昨日、慌てて荷物を段ボール箱詰め。本日、大物家具、冷蔵庫など、第一便の搬入をした。残りは少しずつ運びこむ予定。昨日は荷造りで現場に来れなかったが、その間に、現場に関わってくれている人々も、ラストスパートをかけてくれていた。

庭師Mちゃんの井戸の石垣も完成(写真を撮り忘れる)。

左官屋Yくんのキッチンリビングの緑の漆喰も完成。あと数カ所残った細かい漆喰作業を明日の午前中でフィニッシュを決めてくれる。この漆喰の緑色は、左官屋のYくんにお任せした。「深い緑色で」と。Yくんから「じゃあ、ムラのある感じで行きましょう」と提案してくれた通り、良い感じのムラムラ。これが乾いてどう色が変化するのか、楽しみだ。冷蔵庫を搬入するドタバタで、まだ乾いていない漆喰床に踏み込んでしまう、なんて、「あるある」なアクシデントも。。。大工のI氏のロケットストーブも完成!実は燃焼室の天井部分の施工がまだだけど。お盆休みだというのに、電気屋K氏も駆けつけてくれた。リビングの電気の取り付け。ダイニングテーブルのサイズを測り、大体の置く位置をシミュレーションして、テーブルのセンターに電気が来るように位置決め。ロケットストーブのベンチの上にもライト。昔にバリのお土産にもらって、ずっと持て余していたもの。市販のペンダントライトの電線を加工して、取り付けてくれた。これがしっくりきすぎて怖いほど。いい!宝の持ち腐れになりかけていたものを、ちゃんと使えるようにできた喜びは大きい。よくある四角い味気ない引っ掛けシーリングが嫌いだ、という話はもちろん、どこにどんな照明をつけたいか、じっくり相談に乗ってもらったおかげで、電気屋K氏の電気工事は完璧。しかも、古道具のガラクタ照明の中からパーツを活かしつつ、かっこいい照明を作ってくれるなんて、本当に貴徳な電気屋さん。本当に感謝している。大工のI氏の最後のミッションは、キッチンの入り口のドアをつけること。キッチンに使うドアは、毎度毎度、おなじみの古道具屋で見つけてきた、歪みや反りのあるドア。今回もかなり苦戦した模様だが、そこはI氏。じっくりと手間をかけて仕上げてくれた。取り付けが終わった時は、もう真っ暗だった。素人チームはといえば、今日は引っ越し慰労会。先日もらった猪肉のBBQ。

 

 

遅い時間までここでゆっくり過ごしたのは初めてのこと。窓から明かりが漏れる我が家を見て、ここで暮らす実感が湧いてくる。大工のI氏に至っては、2021年の10月末からリノベーションに取り掛かり、今日まで実に10ヶ月間。秋から冬、春、夏にかけて、I氏と共に、オフグリッドハウスづくりができたことを心から感謝している。

I氏の辞書には、「早い」、「簡単」はなく、すべての考え方の根本は「施主がどうしたいか」「そのためにはどんな方法があるか」。感情の起伏もなく、淡々と気持ちよく辛抱づよく仕事をこなしてくれる。よくもこれだけじっくりと仕事に向き合う大工さんと巡り会えたものだと、つくづく思う。

もちろんI氏だけじゃない。どのプロフェッショナルたちにも、もう感謝しかない!今日は、外が真っ暗になってしまったこともあり、バタバタと別れたものの、今度あったら、きちんとお礼を伝えよう。