オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

我が家が唯一、買っているエネルギーはLPガス。

我が家の光熱費は3300円。8kgLPガスボンベの充填代だ。

二つのボンベを買って、一つを使って、一つを充填のために預けて、充填ができた頃を見計らって、また取りに行いって、スタンバイさせておく。

預けるタイミングがとても重要。ENEOSさんも、空のボンベが集まってきたら充填に出すらしいので、一回ミスすると、間に合わないこともある。なので、いくら忙しくても、通勤方向の真逆だとしても、ガスボンベを届けに行かなければならない。二口コンロにのみ使っている8kgガスボンベの寿命は、20日間からひと月。キッチンストーブを使う冬には記録が伸びるが、おしなべて1ヶ月といったところ。

オフグリッド生活ワンオペの日課

朝のルーティンは、ロケットストーブの掃除から。燃焼室に残った、まだチロチロと燃えている灰をかき集めて、煤で曇った扉のガラスを磨く。

ガラス磨きをしてわかったこと。煤で汚れたガラスは、新聞紙に水と灰をつけて磨くのだが、前日の焚き方が上手だった日には、するっとひと拭きで落ちるのだ。煙が逆流した日には、汚れはちょっとしつこい。それでも、毎日、拭き取っていれば、問題ない。

そして、ストーブ内の温度が下がらないように、朝のうちにも、ひと焚きしておく。

そのほか、毎日ではないが、週に数回のお仕事は、明るいうちに帰宅し、ナタを振り上げて、容器一杯の焚き付け薪を作ること。30分以上やると、集中力が切れて、怪我をしそうなので、作り貯めはしない。部屋の中に、焚き付け薪がひと箱、薪がひと箱、杉っ葉がひと箱、常に揃っているように、補充しておく。薪棚によく乾いた薪さえ十分に揃っていれば、薪を運ぶことは、あまり負担ではないし、庭のあちこちに落ちている杉っ葉を集めるというのは、どちらかというと楽しい作業だ。薪生活では、神様のような存在である杉っ葉が、そこここにいくらでも転がっているというのが、なんだか面白い。

LPガスボンベの取り替えも成功。風呂焚きも順調!

ワンオペ生活10日をすぎ、火を焚くスキルが上がってきた自分を褒めてあげたい。

嬉しい悲鳴!こんなに電気が余っていいんですか!?

日暮までには蓄電量がほぼ満量100%になる日々が続いている。それならそれで、強気の実験をしてみようではないか!

1月3日 時計の電源ON。

1月4日 冷蔵庫の電源ON。洗濯も一回。そして今日。

1月5日 半年ぶりの掃除機を使ってみた!それでも、晴天のおかげか、昼すぎにはほぼ満充電!たった6枚の太陽光パネルで、冬でも冷蔵庫、洗濯機、掃除機、照明、インターネットが使えることが証明できるとなると、オフグリッド生活を始めたい、という方々に、明るいニュースになるんじゃないんだろうか。

今までの冬の電気不足という非常事態の原因として、考えられることは2つ。

一つは、水道凍結防止ヒーターがちゃくちゃ電気を食っていた。

もう一つは、EcoFlowの表示のバグ。表示は1%でも、実はもっと溜まっていた。

の、どちらか、ということになる。

数日後、氷点下5度、6度の予報なので、その夜には、水道凍結防止ヒーターをつけてみようと思う。今までの電気不足騒動がまったく嘘のようだが、実際に電気があるならば、今までのことは水に流そう!理由はなんでもOK!もう手放しで喜んでしまう!

本日の作業は、焚き付け用の薪割り、スナップえんどうの支柱立て、秋の収穫のまま放っていた豆たちを、鞘から出してあげたり、ゴミをとったり。。

大豆の収穫量は2畝で1.3kg。来年は倍増したい。ササゲは不作だった。「一升豆」だと思っていた豆の名前は、調べてみたら「八升豆」だった。一粒で八升の豆が穫れるんだとしたら、凄すぎる。鞘に入ったまま乾燥させたら、鞘が硬いのなんの。手で鞘を外せず、ペンチ仕事になってしまった。これはぼちぼちやるしかない。

明日からワンオペ生活!旦那の火起こし秘伝を伝授!

いよいよ明日から旦那が2ヶ月間出張で不在となる。こんなオフグリッド生活で一番、ピンチな季節にワンオぺになるとは!

心配なのはロケットストーブ、薪風呂の火起こし。

そこで、いつも私の火起こしにダメ出しをする旦那に、火起こしレクチャーしてもらった。もちろん、母も受講。私が仕事で遅くなる日は、母に火起こししてもらわなくてはならない。。。。!

1 太い薪を2本置く。ポイントは2本がわずかに触れ合うこと。そして、前から通気口まで空気の流れがあるように。2 次に、焚き付け用に細かく割った木片を積む。ポイントは、尖った方を手前に。層ができるように、いろんな方向で積み上げる。3 杉っ葉を置く。細い焚き付け材に触れるように、枝の根元を奥に、葉先を手前に。そして、マッチ一本で杉っ葉の葉先、三箇所ぐらいに点火!ゆっくりと燃えて、焚き付け材に火が移るまで、観察。焚き付け材に火がつくまでは、ストーブのドアを少し開けておくと空気が多めに入ってよく燃える。焚き付け材に火がつけば、扉を閉める。寝る前に大きめの薪を放り込んで眠るのだが、朝起きてもまだ熾火になっていることが多い。でも、そのまま夕方まで放っておいて、いざ火を起こそうとすると、なかなかつかない。なので、朝起きて、まだ熾火があるうちに、ストーブが暖かいうちに、薪を二、三本燃やしておくべし。夕方に火をつけるのが容易くなる。

少し縮んだ木製窓枠にモヘア。薪割り&単管造作の新兵器。

井戸の部屋が右になだれるかもしれないので、筋交を入れるべき。と、大工さんのアドバイスをもらっていたので、梁の左右に、筋交を投入完了!どうぞ崩れないで〜!

建具屋さんに作ってもらった木製サッシが、どうやら縮んできているようで、この冬は隙間風が吹くし、隙間から太陽光が入り込んだりしている。そこで、家中の窓にモヘアをつけた。去年つけた窓にも、もう一本追加する感じで二重モヘア。モヘアの威力はすごくて、隙間風が吹いていた窓がピタッと密閉。音も遮断されるほど。室温も上がった気がする。

「機密性のためには金属のサッシしかない」「せっかくペアガラスにしても木製建具なら意味がない」などなど、建具屋さんに散々言われたけれど、「木製建具がいい」という信念を貫いて良かった。木製建具にはモヘアという強い味方がついている。

あれこれ試した結果、ベストなモヘアはこちら。

槌屋>のモヘアも絶品。

https://item.rakuten.co.jp/kanamono-online/no9090/

チェーンソーを新調し、薪作りもサクサク。午前中で、薪棚の右側2/3が埋まった!うちの旦那は「指が命」の仕事なので、斧を使うことを極力避けている。太い丸太を薪にするのは楔とハンマー。だけど、細かい焚き付けの薪を作るのはナタだったので、意外に危険度は高い。なので、今回、焚き付けの薪を安全に作るために、新アイテムをゲット!その名も『キンクラ』。なんでもニュージーランドの少女がお母さんのために発明したという安全な焚き付け薪割り器。これ、なかなかいい。

https://ec.firesidestove.com/c/stove/woodstove_firewood/woodstove_kin_cra

そんなこんなで、近頃は、使える道具をホームセンターで探し、インターネットで買ったアイテムが日々届く。

新兵器のひとつ、パイプカッターもテストしてみたが、これもなかなかいい。ガブっとパイプを噛ませて、ぐるぐる回すだけで、5分ぐらいで単管パイプが切れた。パイプカッターを活用して、初めての単管造作に挑戦する予定。単管で補強した小屋に、材木を保管する棚構想が、ついに実現するのか!?

ストーブを持っている方におすすめしたい防火シートはこちら。

実は、絨毯の上に防火シートを敷いていたのだが、うっかり熾火の残った薪をストーブから取り出して置いていたら、絨毯が焦げてしまった。危なかった。このシートは黒いので汚れも目立たないし、なんだか頼れる感じがする!

太陽光パネル6枚で果たして冬が越せるのか!?

11月に初めてEVステーションにバッテリー充電に行って以来、5〜6回は充電に行っている。スーパーの駐車場のステーションなので、順番待ちしていることもしばしば。なぜか充電速度が遅い日もあり、2時間から3時間仕事になってしまうことも。。。。。

今日は電気が大ピンチだけど、充電に行く時間がない。

こうなったら、冷蔵庫を切るしかない!先延ばしにしていたけど、寒波が来ている今、車も冬用タイヤに履き替えた今、冬至目前の今、今こそ冷蔵庫を切らなくてどうする!ええい、切ってしまえ!と、勢いをつけて、冷蔵庫を冬仕様に変えてみた。

 

offgrid.hateblo.jp¥

と、過去の記事を見たら、同じ日に冷蔵庫の電源を切っていた。

本日の外気温は3度。冷凍庫の中は食べてしまう。そして冬の間は買わない。

冷蔵庫の中は、パントリー(我が家で唯一、ストーブの熱が届かない場所)へ。パントリーの室温は一定して10度以下。乳製品もこれなら大丈夫。肉や魚は外の木箱の中へ。我が家の北側、風もよく通る、渡り廊下の脇に置いている。木箱の中は、外気温と同じ2〜3度。野菜は玄関またはパントリーへ。冷蔵庫の電源を切り、昼間のみ水道凍結の電熱線3本の待機電力も切る(夜に通電させることを忘れたら、悲惨なことになる!)。

そうすると、昼間に使う電気は水道を汲み上げるモーターのみ。

それに夜は加えて、電熱線3本と、部屋の照明、インターネット。

冬の間は、どんなに天気が良くても、バッテリーが満充電になることはない。30〜40%といったところ。

去年の冬はここまで苦労したことがなかったのが不思議で、過去の記事を探してみたら、電力会社の仮設電力をまだ契約していたのだ。こっそり電力会社の電気を繋いで充電していた『なんちゃって』オフグリッド生活だったのだ。電力会社を解約して、電柱を撤去したのが今年の春なので、本当のオフグリッド生活の冬は今年が初めてだったのだ。

これでもダメなら、水道管を覆う断熱材をたっぷりと入れたカバーを作って、水道凍結防止の電熱線とサヨナラする。

それでもダメなら、冬の日照角度に合わせた太陽光発電システムを新しく増設しなくては、、、(ひー!)。

22日に冬至

なんとか乗り越えられますように。

 

ここまでピンチでも、どこかゲーム感覚で楽しめるのは、ロケットマスヒーター(ロケットストーブ)があるからだろう。薪富豪なので、燃やす薪はケチらなくても、たくさんあると言うのが、心に余裕を生んでいる。家の中はいつもぬくぬく。電気はなくても、部屋の中は快適なのだ。

うすら寒くて、キッチンストーブを点火!

午後7時。外気温17度、室内21度。

夕方まで窓を全開にしていたせいか、窓を全部閉めても、まだうっすらと肌寒い。10月が、我が家の室内が一番寒く感じる時期かもしれない。

ロケットストーブを本格的に焚くにはまだ早いが、朝晩はそこそこ冷え込む。

そんな時期には、キッチンストーブに火をくべる。夏の間、一度も使わなかったキッチンストーブを、暖房代わりに使うのだ。すぐに室温が上がるわけではないけれど、燃える火のそばにいるだけで、体がポカポカと温まる。小一時間燃やして、部屋の気温が1-2度上がるだけで、快適。9月末からは、お風呂も薪で焚くようになった。標高360m地点の秋の加速が早すぎてやばい。