大学生から連絡が来た。オフグリッドに関して、論文を書きたい、と。
若い人に興味を持ってもらえると、本当に嬉しい。何通かの質問メールのやり取りをして、最後に、オフグリッド生活を整えるための経費の内訳を知りたい。オフグリッドを始めるには、お金がかかるイメージがある、と。
確かに、そんなイメージがあるが、きっと10年、20年の長いスパンで考えたら、絶対にもとは取れるはずだ。電気代が値上がりしている今、特に。
私もはっきりと把握はしていなかったので、これは立証してみなくては!ということで、各方面に連絡をして、オフグリッド部分だけの金額を洗い出してみた。
<水>
50年使っていなかった井戸の掃除 130,000円
<電気>
ソーラーパネル6枚 162,000円
ソーラーケーブルとコネクター 12,920円
架台 55,000円
設計工事費 120,000円
バッテリー ecoflow 3.6kw✖️4台 1,200,000円
<風呂>
お風呂の新設(風呂釜込み) 1,300,000円
日本エコル 太陽光温水器 600,000円
<調理>
キッチンストーブ 400,000円
LPガス工事 10,000円
LPガスボンベ 20,000円
ガスコンロ 30,000円
<ロケットストーブ>
耐熱レンガ、煙突などの材料 277,000円
制作工賃 300,000円
ベンチやベッドの仕上げ左官 100,000円
合計4,716,920円
これを240ケ月で割ると2万円。
これは今まで数十年と払ってきた我が家の電気代、水道代、ガス代、浄化槽の点検&汲み取り費用を合わせたものよりもはるかに安い。
先行投資で、物価高や災害とは無縁の暮らしが手に入るのだ。
いくつかある選択肢の一つとして、オフグリッドで暮らすということが、もっと検討のテーブルに上がることを願っている。