オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

家の前の舗装&防草堤の工事がはじまった

家の前の市道が綺麗になって、田んぼの法面には全てコンクリートで固めた防草堤ができるらしい、という噂を聞いたのは、去年の秋。引っ越してきて、間もない頃。

草刈りが大変だからコンクリートで固める、なんて、大地再生の哲学に最も反すること。田舎の水路という水路がU字溝やコンクリートで固められたから、大雨が降ると、一気に海へと流れ出す。田舎でもコンクリートが増え、土が少なくなり、あちこちの土が裸になっている現状が、集中豪雨の原因の一つだ。

大地再生の方に相談したところ「防草堤をしたところで、雑草は減らないし、田んぼに砂がどんどん流れ込んで、農家も困るはずだ。しかも、道路よりも高い位置にある我が家の敷地の植物たちは、道路を挟んだ田んぼの法面で息をしているのだから、その法面をコンクリートで埋めたら、敷地内の植物たちにももちろん影響がでます。」

その旨を、市にも訴えてみたが、取り付く島もなかった。

そもそも、そのコンクリートで固められる法面は、他人の土地だ。

そして、この田舎の中でも、異様に美しい市道は、近所にできた火葬場の見返り。町内会と市で長い長い話し合いの末、この落とし所に決まったわけなので、一人が声をあげても、どうにもならない。

泣く泣く諦め、我が家の敷地内の土を最大限に守しかない、という結論に落ち着く。

その工事を請け負っているのは、近所の土木屋さんだった。「市道とお宅の土地との境界は、現状のアスファルトと土の境を基準にします」という返事をもらう。工事を見守るしかない。

昨日から、まずは雑草の草刈りがスタート。

<before><after>

草刈りマシーンで、あっという間に、我が家のの雑草が刈り取られた。ユンボで土を掘り起こして、境界線を確認。右側が我が家の敷地。左側の法面がコンクリートで固められる。どうか、我が家の森に影響が出ませんように。