オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

薪を燃やし、薪を集め、薪を割り、また薪を燃やす。それだけで1日が終わる。

今日は朝から薄曇り。肌寒い。一日家にいるので、朝からロケットストーブを焚いてみた。まだ炉が暖かいので、火もすぐについた。太めの薪を入れて、熾火になって、またその熾火で杉っ葉を焚いて、また一から火を熾す。の、繰り返し。煙突から出る煙。しあわせの図。お隣さんの山へ、薪をもらいに行く。かなり野ざらしだったらしく、木がもうスカスカになっている(泣)。その中でも少しでも堅い木を選んで運んだ。他にも、近所で「薪を持って行ってもいいよ」と言ってくれていた場所も下見。あちこちから集めれば、来年の薪には困ることはなさそうだ。問題はこの冬!10月末からは、毎晩キッチンストーブを使い始めたので、11月はLPガス節約月間になっている。8月15日に引っ越してから、全てプロパンガスで料理していたので、きちんと毎月15日に10キロプロパンが空になっていた。10キロプロパンの充填が2700円。「来月からは3000円に値上げするんよ、なんでもかんでも値上げだね」と、言われたからには、10キロプロパンを二ヶ月ぐらいは持たしたい。

LPガス節約のために、夜はキッチンストーブ。昼間に家にいるときは、できるだけ、外の時計ストーブで煮炊きするようにしている。今日はひよこ豆と小豆を、庭仕事をしつつ、煮込んだ。

9月15日から使い始めたプロパンが、いつまで持つか楽しみだ。本日のニャンコ。そして夕暮れから、一人大地再生。Kさんがやっていた"大地の湿布"を、見よう見まねで。土地の周りにぐるりとある土塁の斜面を、土砂崩れしないように、葉付きの枝を活けるように、編み込むように、絡ませていく。

<before><after>昼間もロケットストーブをつけていたおかげか、夜に火をつけるのも、難なくスムーズにできた。快調に薪は燃えて、ベンチは暑すぎて座れないほど。ニャンコもベンチから逃げる(ベンチの上の窓に避難の図。ストーブ横の母の部屋から写す)。今夜のロケットストーブは、最高の火になった。約30度の角度をつけて、ヒートライザーの穴へと勢いよく吸い込まれていく炎。ロケットストーブの扉を開けると、母が「ああ、よく燃えてる匂いがする!こうやって、満足がどんどん増えていく暮らしはいいよねえ。最初にこんな暮らしをしたいと聞いた時は、一体どうなることかと思ったけどね(笑)」としみじみ。

20歳になるまでは、おくどさんと薪風呂の暮らしをしていたという母。この薪暮らしを一番楽しんでいるのは、間違いなく母だ。燃焼室の手前に、次に燃やす薪を立てて、燃やす前に乾燥させるというテクニックも覚えた。