オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

マッチの小さな火一つで、コーヒーが沸かせて、雑草が燃やせて、晩御飯が作れて、暖房できて。幸せだ!

野晒しにして一年半。茅の山は、1/10に減った(先日は1/6と言ったけれど、ほとんどぺちゃんこ状態)。繊維は残っているものの、真っ黒ないい土になっている。軽トラック満載を4回。山積みになっていた廃材を処分したおかげで、風通しもよくなった。本日、二代目となるステンレス製の時計ストーブ(初代は鉄製。二年で朽ちてしまった)が届いたので、点火テスト。やっぱり使いやすい!松とか杉とか、お構いなく、燃料として燃やせるのも、なんてストレスフリー!チョチョイのチョイでコーヒーのお湯を沸かして、3時のおやつ。おやつの後は、母と二人で、イチゴの植え付け。と、その前に、イチゴ畑を作るために、枯れた雑草を燃やすことに。田舎暮らしは、火とどれだけ仲良くなれるかが、鍵を握るな、とつくづく思った。

ご近所さんたちは、畑に山盛りにした雑草に、直接火をつけているが、我々はまだまだ初心者。しかも、先日、お風呂場の焚き口に溜まった灰を、掻き出して山盛りにしてたところ、夜に見てみると、灰の中で火がメラメラしていたのが見えて、度肝を抜かれた事件があった。もう消えた、と思っても、火の勢いは無くなってはいないのだ。だから、念には念を入れて、消化用の水も用意して、朽ちる寸前のドラム缶を使ってファイヤー!

雑草を燃やすと、煙がすごい。涙を流しながら、雑草を投入する母。半生の雑草で火の勢いがなくなったところで、実験開始。大工のI氏が、ドラム菅に煙突を挿すだけでも、よく燃えるようになる、と。やってみたら、これがよく燃える。煙突が底につかないように、少し宙ぶらりんに挿すのが秘訣。煙突の中から、どっどっどっどっどっと、機関車のような音がし始めて、完全燃焼できた!イチゴ畑の写真はまた明日。そして晩御飯。また火をつける。

一番下の大きな引き出しは薪入れ。ここに入れておくと、湿気が飛んで、よく燃えるようになる。入る容量は買い物かごで2杯分。夕方から2時間の燃焼で、3日分といったところ。キッチンストーブの扱いにもなれて、竈門のふたを開けて、燃え盛る火をみても、冷静でいられるようになった。
LPガスコンロの上には換気扇がついているが、実はキッチンストーブの上には、換気扇がない。真上に二つ窓があるので、この窓を開ければ良いかな、という想像だけでここまできた。

実際にこの窓から換気できているかどうかは、確かめられないのだが、少なくとも、2階に煙が溜まったり、匂いが充満することがないので、なんとか切り抜けられているのではないだろうか。真冬にこれができるかどうかは疑問だが。6時から8時過ぎまで、キッチンストーブを燃やすと、一階キッチンの室温は約2度上がる。2階はというと、さらに2度高い。今日の場合で、一階キッチンは20度。2階は22度。外気温は14度。

廃材を処分したおかげで、高い枝にタワワに実った渋柿の下にも脚立が置けるようになり、まだまだ収穫できそうだ。だが、干し柿もあまり美味しくないという評判で、本日収穫した渋柿、段ボール箱一杯分は柿酢にしてみることに。我が家の豊作渋柿で一年分の酢を作れたら、最強だなあ。