オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

大雨の日こそ現場に立って見る。それが大地再生の基本。

先週末、映画『杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』を見に行く。

https://lingkaranfilms.com/

大地の再生の代表である、矢野氏の活動を追ったドキュメンタリーフィルム。まったく知らない人、行政の人、政治家の人、土木関係の人にこそ、彼の哲学に触れてほしい。映画を見て、大地再生への想いを新たにしたところへ、本日の大雨。水道工事が入るというので、引っ越し荷物を運びがてら現場に行ったのだが、家の周りがあっちもこっちも水たまりになっている。玄関の際にも水が流れ込んでいる!!!!!! ショック!!!!!! 雨だし、作業をするつもりは全くなかったのだが、反射的にスコップを握って掘り始めていた。映画『杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』のシーンを想い描きながら。

(before)鍬を片手に水たまりと水たまりを連結するように、水脈を掘る。それでも流れない時は、さらに下流を掘り進めて、勾配を出す。まさに、子供の頃の砂場の泥あそびのように。濁っていた泥水がスーッと筋を描いて流れだす瞬間の気持ちよさったら。

表層5cmの土が粘土のようになっていて、掘り返すと腐敗臭がする。水脈を掘ることで、土の中が呼吸し始めてくれることを願って。

(after)水脈がつながったら、玄関脇に流れ込んでいた水がスッと引いた。最後は東側の斜面に流れる水脈に連結。詰まっていた葉を掘り出すだけで、小さな小川になって森の中へ流れるようになった。お風呂の屋根の下の支流も大きな水脈へ合流。(雨上がり後)

雨が上がった時には、水脈の水も消えていた。水は嘘をつかない。実際に雨が流れるのを見ながら、それを助けるように水脈を掘る。水が動かなけえば、それは勾配がないということだから、もっと掘る。小さなスコップ片手に子供が遊んでいるような作業でも、大きく水の流れ、風の流れが変わる面白さ。次の雨が楽しみだ。

水道工事も配管終了。井戸のポンプも仮説から、定位置へ。早めに帰宅したら、水道工事のKさんから電話。

「井戸の水が臭いので、井戸の掃除をした方が良いです。太陽光温水器の工事も、掃除をしてからにした方が良いです」と。

あれだけ生で飲んで、美味しい美味しいと誰もが絶賛していたのに。。。(涙)

ひとまず、井戸の掃除をしてくれる業者を探さねば!いつも「井戸掘削」の看板を見ていた会社に電話。その時4時55分!ぎりぎりセーフ!営業の方と連絡が取れて、早速、明日の朝、現場を見に来てくれることになった。

●今までは美味しかった。

●今日、古い給水管に繋いだら、最初は水が出ず、ようやく出たと思ったら、臭かった。

という症状を伝えて、井戸のプロフェッショナルが分析してくれた原因は以下の通り。

今までは、上水を汲み取っていたが、井戸の底には砂が溜まっている。古い給水管はその土に埋もれてしまっている可能性が大。しかもここのところの続いた日照りで、水嵩が減っていたら、なおさら。まあ、詳しくは明日、現場にて。とのこと。

それなら、きっと大丈夫。きっと底を掃除すれば、美味しい水になるはず!うちの畑と公道との間の溝も、配管が詰まっているのか、流れていない。これまた大きな課題。。。