オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

材料はタダでも、手間はかかる。

玄関に入ってすぐの垂れ壁。いよいよ、これを解体する。ここで使われていた引き戸を大切に保管しているが、家全体の床の高さを少しあげてしまったので、扉が入らない。そもそもの扉のサイズも昔サイズなので、この際、垂れ壁を少し上げて、扉もやや大きく作りかえることになった。f:id:naomicka:20211221185752j:plainf:id:naomicka:20211221185726j:plainf:id:naomicka:20211221185603j:plain棟梁Iさんは勝手口。f:id:naomicka:20211221185621j:plain素人チームは、松の野地板の下準備。蔵の畳の下地として貼られていた松の野地板。歪みや反りはもちろん、虫が食った穴もたくさんあるし、釘が残っていたり、床下から外すときに割れたものも。定規を当てて、いらない部分を見極めつつ、丸鋸でまっすぐカット。その後、自動カンナで、さらにまっすぐな一辺を仕上げる。この一辺を頼りに、スケール付きの丸鋸で、幅を揃えていく予定。

材料はタダだが、この手間をどう考えるかは人それぞれ。現代の効率第一主義で考えると、即、お金の無駄だ、製材された板を買った方が安いという答えしか出てこない。それを言ってしまうと、古い蔵なんか壊して、新築した方が安くかもしれないわけで。軸はそこではない。

この手間にこそ、セルフリノベーションの醍醐味が詰まっている。この作業をプロにお願いせず、「この松の野地板がかわいい」と、自分たちでこの作業を楽しむことで、予算と気持ちの折り合いをつけている。f:id:naomicka:20211221185639j:plainf:id:naomicka:20211221185659j:plain

 


f:id:naomicka:20211221185630j:plain二階の壁面。土壁が崩れそうなので、発泡フォームで固定。下地に当たりそうなところは、カッターでカットしてから、下地を打って、ラスカットボードを貼る。ブランケット照明を取り付けるための下地も忘れずに。f:id:naomicka:20211221205426j:plainf:id:naomicka:20211221185743j:plain

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