大雨で現場もお休みなので、昨日の見積もりとにらめっこ。予算を切り詰める方法を朝から思案に暮れる。
解決策1/廃材を使う
茅葺の旧母屋から綺麗にはがした床材もある。一部屋分ぐらいなら、コレクションしている木材もある。室内ドアも、数枚、古道具のコレクションを持っている。ロフトの転落防止柵も匠の技で手すりを設置しなくても、アンティークのフェンスなんかを利用した方が安くつく。断熱材は天然のウールを考えてくれていたが、秋に「ライスセンター」に行くと、タダでもらえる籾殻で断熱してみる。土壁の修理なら、納屋から剥ぎ落とした土が2トンある。
解決策2/自分たちでできるところはやる
吹き抜けの天井は無理だけど、珪藻土や漆喰、床貼りなんかは極力、友達チームを巻き込んでセルフリノベを心がける。
解決策3/無駄な施工を省く
大工さんのプランを根掘り葉掘り聞くと、せっかくの土蔵を、木の壁を覆ってしまうプランだった。呼吸できる土蔵の機能をあえて邪魔するものを施工するのもナンセンス。土蔵の部分は漆喰、またはそのままで行こう!外壁ももしかしたら、現況の木壁をそのまま使えるかも知れない、という微かな希望も。現況に窓があいているところを窓にして、新たに壁を崩したり復元したりする工事がないように、窓の位置を再検討。壁を崩すのは最小限に。中二階、中三階ベランダのちょっと飛び出させる増築を諦める。中二階だけ蔵の中に作ってもらう。
そんなこんなを、どうやったら大工さんに伝えられるだろうか。俯瞰の間取りに加えて、壁面のイメージもつけて、全部屋を図解。描き終わったら真夜中だった。