漆喰下地になるパテ埋め。できるだけ薄く、盛らないように。という師匠からの注意を甘く見ていた。多少盛っても、サンダーマシーンでウイーンと削ってしまえば、楽勝で平らになるだろうという予測は素人考えだった。午前中、数時間、サンダーと格闘するが、まったく削れない。昼休みに師匠に聞くと、「結局、手で削らないと、エッジの部分をスムーズにするのは無理だ」と。「ペンキも漆喰も、塗るのはすぐ。時間がかかるのは、結局、下地が9割。下地をいかにスムーズにするかが、美しい仕上がりのコツ。手作業でやすりをかけたり、何度もパテ埋めしたり、たっぷりと時間をかけるものだ」と。パテ埋めで盛りすぎたことを、どれだけ後悔したか。こうして、加減というものを学習するのだ。午後から数時間、手作業で削る。時間はかかるが、なるほど、確実にスムーズになる。これは毎日少しずつでないと、腕の筋力が持たないし、気が滅入る。とほほ。明日からは私の寝室の壁面作りに入るということで、壁面に嵌め込みたい窓を再度チェック。古い窓枠を組み合わせて、パッチワークのような壁面になる。窓枠も少しずつできてきている。ジャストに作った枠をトンカチで叩きながら嵌め込んでいく。ミリ単位で正確な職人技。(部屋から見た窓枠)上部は嵌め殺し。下部は引き違いの掃き出し窓(唯一の!)ここから庭に、畑に、デッキに出ていく動線。(外から見た窓枠)(部屋から見た窓枠)上部は嵌め殺し窓。下部は両開きの窓。(外から見た窓枠)今日は春っぽいポカポカ陽気。昼休み、あまりの暖かさにみんな眠る、の図。