せめてプライベートなエリアぐらい、自分達で漆喰塗装できないものかと思っている。ドイツの自然塗料メーカー、プラネットには、ローラーで仕上げる漆喰があって、施工も難しくない、という噂を確かめるべく、プラネットジャパン本社を訪ねてきた。本社に足を運ぶメリットは、本社の壁面や天井面に施された塗装を目で見たり触ったりできること。そして、塗装体験ができること!
ローラーで塗るタイプの"フェザーフィールド"はこちら。
会社の中を見学して、ローラーで施工されたものを見ると、とても薄い仕上がりなので、まるで壁紙のような印象を受ける。綺麗すぎるというか。。。私の好みとしては、やはりもっとラフな、コテ塗りのような手の跡があるものがいい。
施工の簡単さとは逆に、下地の和紙の施工の難しさもデメリットの一つ。薄塗りなので、下地のコンディションがかなり響いてしまうのだ。ボードの継ぎ目や釘あともパテで補修した後、和紙の下地を貼らないと、漆喰面にクラックが入ってしまったり、パテ痕が目立ってしまうらしい。
だが、セルフリノベの目指すところは、プロ級の美しさではなく、温かい味わいなのだから。もっとラフに考えよう。
内装用クロス下地合板 ノーブランド 普通合板 【通販モノタロウ】
試しに持参したクロス下地合板(合板に紙が貼り付けてある)に直接ローラーで塗ってみたら、全く問題なし。このくらいのラフさで十分だ。実際にローラー塗りを体験してみたが、本当に簡単!スラスラ塗れる。刷毛で敢えてムラを残すやり方にもトライ。本日、色々質問して至った結論。素人仕事なら、最初から、敢えてムラのある塗りにしてしまうべき。そして、ボードの継ぎ目は、気にしないこと。
私なりの編み出した塗り方は、クロス下地合板に軽〜くパテ処理をした後に、ローラーで二度塗り。そしてその後に、ローラーを追いかけながら、刷毛かコテで模様をつけてラフな雰囲気を出してみる、というもの。さて、どうなるか、楽しみだ。
ちなみにこちらが自然顔料。漆喰やペンキなど、カラーチャートの番号を伝えると、この顔料をブレンドしてサンプルを上げてくれる。