森のあちこちに石が見え隠れしていた。茅葺の床下から山のように石が出てきた。
なので、森に石畳を作ってみたら、きっと可愛いだろうな、と思いついた。
作るなら、スタートはここかな、という、玄関の目の前の場所を掘ってみたら、石が出てきた。隣をどんどん掘り進めたら、ここにも、あそこにも、石が続いている!すでに石畳が存在していたのだ!
この広い森の中で、ズバリ、前住人の偉業を偶然、掘り当ててしまったのだ。
前住人の庭づくりへの愛を垣間見たようで、同じことを考えていたってことが愉快で、夢中になって掘り進めること、二日。この石畳、一体、どこまで続くのか、発掘作業はまだまだ続く!