エクステリア屋のUさんが金曜日からスタートした犬走りの作業が、月曜の午後に見に行ったら、もう完成していた。金曜、土曜、月曜日午前中の正味2日半。ぐるりに縁取りができて、家が引き締まって見える。
解体した茅葺の基礎である石を埋め、家と石の間を真砂土で固めた。作業前は「瓦チップを地中に埋めると水はけが良い」というプランだったのだが、家の基礎が低いことから、瓦を埋めるのは無理という現場判断で、中止になった。普通はコンクリートで作ってしまう犬走りを、固めた真砂土で代替した、という感じ。
Uさん曰く「うちのおばあちゃんは、"陶器を地中に埋めたらダメだ。どうせ後から掘り返す事になる"と言っていた」と。Uさんのおばあちゃんの言いつけを守って、犬走りの石の外、つまり、屋根からの雨が跳ねる場所に、跳ね防止として"見せる”瓦チップゾーンを作ろうと思っている。不規則な形ながら、精一杯、整列している石たち。味わいがあって好きだ。軒下のサイズに合わせて、犬走りのサイズも変えている。入り口の踏み石もつけてくれた。本日はサッシ屋さんが再登場。網戸がついた。向かって右の掃き出し窓は網戸を閉めた状態。左は網戸を開けた状態。ほとんど網戸の気配はない。近頃の網戸はすごいな!サッシ屋さんの修正ポイント1。滑り出し窓の開け閉めが、このブラーンと長く垂れた風鈴のようなシロモノをくるくる回して行うらしい。本当なら、手も届かないような高い天井部分につけるものなんだろう。だが、この仕事部屋の天井はそんなに高くない。椅子に登れば、窓にも手が届く高さなのに、なんとまどろっこしい!しかも、長すぎて鬱陶しい!
本当は撤去して欲しかったのだが、これがないと開閉できないらしい(なぜ?←まだ納得いってない)ので、最短にしてもらうことで歩み寄り。本当は手で開け閉めできるシンプルな窓が良かった。。。。
<before><after>サッシ屋さんの修正ポイント2。入り口ドアに、外から鍵で開け閉めできる錠前をつけてくれた。そして、ここにも引っ張ったらビヨヨンと伸びる網戸。網戸のパーツのために、開口がひと回り小さくなってしまった。この一連の最新サッシたちの細かい仕様は、施工前に素人が把握するのは難しかった。。。サッシ屋さんもオーダーしたものを返品するということもできない、と悲しそうな顔をするし。高い買い物だけに、もうちょっと説明が欲しかったし、こちらからも突っ込んであれこれ聞いてみたら良かったな、という反省。サッシ屋さんが帰ったら、亜麻仁油の塗装。東側、残り半分を仕上げる。今日はこぼさずにできた。亜麻仁油をひと塗り終えて、床下に忍ばせる備長炭を小分けにする作業に入る。
「コーヒー豆の麻袋に備長炭を入れる」というのは、我ながらよい閃きだと思ったが、大地再生の会のSさんに一蹴された。「麻袋は腐りやすいので、ミカンネットをお勧めします」。プラスティックは嫌だが、代替案がない!泣く泣くホームセンターで収穫ネットを買った。
30×48cm 5kg用収穫ネット 10枚入り× 4袋=40枚取り寄せた備長炭の総重量が118kgなので、だいたいひと袋3kgずつに小分けにして、全40袋になった。暗くなる前に、なんとか床下に備長炭を忍ばせることができた。終わってみたら、服も軍手も素手も顔も、真っ黒。備長炭君たちよ、床下の環境づくり、よろしくね。
工事のUさん、土壁を取りに来てくれたNさんから、早生ミカン、ハヤトウリをカバンいっぱいもらう。田舎って豊かだ。