中庭に大きな顔をして居座る石と粘土。
石は、解体した茅葺の家の各部屋の床下から出てきた炬燵だった。
粘土は、蔵の屋根を葺き替えるときに出てきた瓦の下にあったもの。
小さめの石は、大地再生の水脈用にダンプで買ってきたもの。
これをなんとか動かして、奥の小屋まで軽トラが入るようにしなくては、小屋の補修も、中庭の植栽も何も始まらない。
手で運べるサイズの石は、母屋の周りの犬走りに撒き、花壇を作る。イノシシに壊された水脈も補修しつつ、犬走にもバラバラと石を撒く。花壇ができたので、どこに花があるのか、一目瞭然!これで真夏に雑草に埋もれてしまうことも無くなるだろう。トンバッグに入った粘土は、サウナ予定地に、一輪車でえっちらおっちら運びこむ。2トンの砂の移動、完了。残るは石。鉄の大きなバールで石を動かす。数センチずつ。斧の木製の持ち手で参戦したら、一瞬で折れた。無事、軽トラが入るようになった!とは言っても、石を自分たちの手で処分することはできない、ということに、一日かけて、汗だくになって、よくやく理解できた。
なんとか自分たちで、という気概はあったものの、もう潮時だろう。
即、解体屋さんに電話。
話はトントン拍子。石の処分から、小屋の改修、サウナ小屋の基礎、産廃ゴミの処分まで、解体屋産にお任せすることに(笑)。話が早い。
潔く解体屋さんにお願いするという決心をするための、ここ2日間の肉体労働だったのだな。。。。