オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

蔵のリノベーションが始まった。ちぎれた桁が姿を表す!

雨続きのお盆が明けて、みんなが動き出す。 今日のピークはトラック8台、11名が大集合。

まずは仕事場。サッシの枠ができて、建具屋さんが取り付け工事に来てくれていた。棟梁のTさん、ようやく仕事ができるね、と、思ったら、明日、白内障の手術を受けるので、9月から仕事をはじめる、とのこと。復帰をお待ちしております。

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本日の私たちのミッションは、床下の防蟻剤、ホウ酸液『守り神』を仕事場に噴霧すること。床に積み上げされていた床材、壁材を動かしながら、柱、土台、大引、床束、根太にシャワーをかける。裏側がよく見えないので、気持ちたっぷりめに。ちょっと余ったので、窓の下あたりの材木にもかけておいた。午前、小一時間、午後、小一時間で6坪の床下に噴霧完了。次は二日後に二度塗り予定。噴霧器がそのままではホウ酸が乾いて詰まってしまうので、ちゃんと洗って、乾かしておく。

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さて、お風呂場。こちらにも本日、入り口サッシの窓枠が届いた。ちょっとサイズが合わなかったらしいが、そこは親方。コンクリートブロックを削って設置完了。次は脱衣場の床組みに取り掛かっていた。

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そして、いよいよ始まった蔵のリノベーション。大工のH氏による解体と構造補強がスタート。一階の天井=二階の床が解体されて、心配していた桁が姿を表す。あんなに太い木が本当にちぎれている。。。。ちぎれている桁のあたりを、外側からも木材を打ち付けて補強。超強力な糊で新しい桁をくっつけるとのこと。匠の技!

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作業2日目にして、キッチンリビングになる部屋の床の補強が完了していた。高すぎて取れなかった院長先生(この蔵は50年前、病院だった)の写真が工事を見守ってくれている。新しい木のいい匂い!通気口の分だけ、床が若干高くなった。肝心な柱の下の束石は、茅葺の解体で出てきたものを投入。

「嬉しいお知らせが!」と、大工のH氏。「桁はちぎれてますが、基礎はしっかりしてます。基礎を計測してみたら誤差は5mm程度。かなりしっかりした土地だということです」

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蔵の土壁がこんなにかっこいいとは!!!今まで暗すぎて見えなかった表情が照らし出された。触っても崩れることはないので、このままで使おうと思う。せっかくブ暑い土壁が呼吸して湿度を調整してくれているというのに、わざわざ新しく壁を立てて、湿気がたまるようにするのも、おかしな話ではないかというわけで。ちなみに、この部屋は倉庫になる予定。

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嬉しかったことは、草ボーボーだった場所が、ふんわりした草地になっていたこと。一ヶ月前、背の高い草もたくさん生えていたので、初めての草刈機を試運転。大地再生のいう"草の草刈り”を聞きかじりで、イメージで、やってみた。10cmから15cmぐらいの長さを残す感じで刈った。そのまま一ヶ月経ったけど、刈りたての時とあんまり変わってない。植生が変わった実感。根元から草刈りする常識は、間違っているのかもしれないな、と、思った。

<本日8月25日>

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<7月23日の刈りたての様子↓>

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