蔵から出てきた大きな風呂敷。
そこに染め上げられていた家紋は、"茶の実"。
これはきっと庭にお茶の木があるのでは!?と、想像してたら、
ほんとにあった。しかも垣根として、ずらずらっと!!!
教えてくれたのは、下見に来てくれた大地再生の会のお二人。
リノベーションや建築が始まる前に、オファーしたのは、タイミング良かった。
建物を建ててからでは、なかなか思うように大地再生ができないらしい。
この家の大地再生のポイントはこんな感じ。
●ため池の多いエリアでもあるし、両サイドの山から水がどんどん流れてくる地形。
●だが、今、樹々が大きくなりすぎて、風が通らないこと。周りの田んぼが圃場整備されたこと。周囲はもちろん、土地の中に、家の下に大量の水が溜まっている。この湿度のまま暮らすと、体調を崩す。
●一つの水路が葉で埋まっているので、ここの水脈を開く。
●さらにもう一つの水路を人工的に作り、水の流れをよくする。
●生活排水も敷地内に自然に戻したいと思っていたけれど、しっかりと発酵していないし尿と土着菌が出会うと、破傷風の原因にもなる。そこは慎重に。
●木の剪定は、一度ではなく、三年をかけて改善させる。三年後は本当に木々の剪定に手間がかからなくなる。
●草刈りは15cmぐらい残す"風の草刈り"で。すると、草の根が水と土を捕まえるので、砂が無駄に流れて粘土化することもなく、土地に好循環が生まれる。
●風と水の流れが生まれ変われば、土地の薬草もどんどん生えて、必要なものは全てこの土地で手に入るようになる!
やっほう!楽しみで仕方ない。
夏あたりから数回に分けて、ワークショップを開催予定。
大地再生のノウハウが全国に、世界に広がりますよう。