オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

二年半でクローバーの楽園を作る方法

風の草刈りをしても、どんどん育つクローバーの森。実は、ここは2年半まで、ハゲチャビンの裸地だった!なぜなら、この黒い仕事小屋と中庭のほとんどは、大きな大きな茅葺きの家が建っていたところ。おそらく100年以上も家の下敷きになっていた場所だったし、この土地自体が、花崗岩の山を削って作った場所なので、スコップを当てても、硬くて硬くて、掘れたもんじゃない。二年半前には、こんな土地に雑草なんて生えてくるんだろうか、と思ったほど。

無茶を承知で、大地再生の方には、この仕事小屋の前に数本の果樹を植えたいと、リクエスト。果樹のための土づくりをしたのが2022年9月。それから二年半で、そのエリアが、プチ果樹園となり、見事にクローバーがもりもりと茂るエリアになったのだ。ちなみに二年半前に、クローバーの種を蒔いたのは、玄関前のみ。そこから、いつの間にか庭中に、この果樹園エリア以外にも、水脈(土地が呼吸できるように、庭中にランダムに掘った水と空気の流れるところ)の岸辺など、土の状態の良いところばかりを好んで増えているのには驚く。ちなみに何も土づくりをしていないエリアは、雑草ですら、あまり元気じゃない。以下は、2022年9月4日の土づくりの様子。

剪定した枝を適当な長さに切りながら、大きな枝からだんだん小さな枝を重ね、発酵したイグサ、炭を混ぜつつ、土を盛っていく(側溝を作るために掘り返した土)。こうして、土の中に、水と空気が循環する隙間を作るのがポイント。

一方に溝を作り、一方に盛土にする。敷地内に、この高低差を作るということも、家全体の水と空気の流れをよくするのだと思う。

以来、庭の木の剪定をするたびに、裸地に、枝や炭をばら撒いているのは、この土づくりの日常メンテナンス版といった作業だ。