初めてこの土地を見にきたのも、ちょうどこの季節だった。崩れかけた藁葺きの母屋の脇で、侵入者を通せんぼするぐらいに茂っていた。"焚き火"の歌にも出てくるけれど、いま、近所の田んぼでは野焼きが全盛期。吉祥草。こりゃあ、縁起が良い。
本日、今シーズン初めてロケットストーブに火を入れた。初夏に導入した韓国製換気扇の性能やいかに!?と、お手並み拝見したところ。。。。。
ほんまにすごい。
すごかった。
通年は、ほぼ半日がかりでゆっくりゆっくり火を入れていかなければ、冷え切ったレンガと長い長い煙突では、煙が部屋に逆流してしまう。レンガがしっかりと温まるまでは、一週間ぐらい、この繰り返しだった。
が、3回目の冬。韓国製換気扇を導入して初めての冬。換気扇のスイッチを入れて、薪に着火するだけで、スルッと燃えてくれたのだ!拍手喝采!動画でお見せできないのが残念だが、こちらが通常の燃焼。炎がゆらゆらしている。そしてこちらが換気扇スイッチをオンした状態。ものすごいゴーゴーいう音を立てて、煙突に引っ張られるように火が燃えている。薪を足すときも、スイッチオンすれば、逆流知らず。火を焚べてから2時間。レンガとコンクリート製のベンチもあったかくなってきた。
お隣さんが山を伐採した時に出た樫系の材木に、椎茸の種駒を打ち込んだのは、1年半前の春。
不思議なフリルのきのこが生えるばかりで、一向に椎茸の気配がなかったのだが、、、、ついに第一号が出現!このところ雨が多いからだろうか。それにしても美しい!800本の椎茸が出てきたら、食べきれないな。ふふ、楽しみ。
いよいよ煙突掃除。
我が家にあるのは、キッチンストーブの煙突と、ロケットストーブの煙突と、五右衛門風呂の煙突、の、3本。お風呂以外は、二階建ての家の屋根より高いので、なかなか先っぽまで、掃除ブラシを届けるのが難しい。。。
だけど、二重煙突だし、基本、そんなに溜まってない!ということで、今年も軽い掃除でパス。キッチンストーブの煙突から落ちてきた煤。ロケットストーブは、焚き口横からベンチ下→母のベッド下の点検口を開けて、煤をかき出す。煙が回る順番に、焚き口から遠くなるほどに、煤の量も少なくなる。その後に煙突へと抜けていくので、煙突はさらに煤は少ないということ(だろう)。焚き口のすぐお隣の点検口から出てきた煤。量も意外に多く、結構つぶつぶの固形であることにも驚く。こちらは、リビングのベンチを温めた空気が最後に向かう、母のベッド下から出てきた煤。ぐーんと少なくなる。実は前夜、13度あたりまで外が急に冷え込んだので、今日こそはキッチンストーブに火を入れようと、思っていた。今日はそこまで冷え込むこともなく、室温は意外に20度もあったのだが、、、、大量のりんごをゲットして、母のジャム作りも始まったし、丁度いい!
この秋はじめての点火だが、煙も出ることなくスムーズに燃焼!2時間ほど火をくべると、室温が2度上昇。家族全員、着ていたセーターを脱いで、晩御飯。我が家の冬が始まった。
今年1月から、あたり一面、禿げちゃびんに大伐採していた山。きっと太陽光パネルを設置するのだろう。そのまま放置されていた、よく乾いた木をもらいに、いざ、山へ。松、杉以外の材木が伐採して置いてあるなんて、薪生活者にとっては宝の山だ!この切り開かれた森の木を全部もらえるものなら、一生、薪の心配なんてしなくてもいいのだが。。。。夏の間の雑草もすごいし、数日前の雨の影響もあって、うちの軽トラが森の入り口スリップ。最も手前の丸太置場の近くまでも行けず。。。。50m手前に停めた軽トラまで、えっちら、おっちら、一本ずつ運ぶ羽目に。おニューのチェーンソーはエンジンもでかいので、絶好調!ひと月弱の丸太をゲットして、ほくほく。まだまだお宝がたくさん眠っている山。雑草が枯れた冬に、太陽光パネルの工事が始まる前に、もっと核心部まで攻めて、再チャレンジしたい!
キッチンからの眺めが悪くなったと母がぼやく。そういえば、犬が走る姿や、ちょっと離れた木の枝に小鳥が枝に留まっている姿も見えなくなっている。
思いたって枝切り鋏でバッサバッサ。こんな切り方でいいのか。いや、そもそももっと寒くなってから剪定すべきだったのかもしれない。反省。
ひとまず、部屋からの視界は良好!旦那は畑の境に聳える棕櫚の木を2本伐採。今日もチェーンソーの調子は◎。絡まった渋柿も強剪定。風通しがよくなった!落とした枝は、全て庭に撒く。どうしても車が通る裸地エリアは、雑草すら生えないし、少し窪むし、雨が降ると水たまりができてしまう。そんなエリアには、大地再生の基本のメンテナンスを。重点的に枝を配置して、剪定バサミで細かく砕いて、小枝のカバーを施す。もちろん、竹炭も忘れずに!本日の花図鑑。
お茶金木犀