その後、夜中の気温が氷点下5度を下回ることはないので、少し心が穏やか。朝起きて、気温が0度ぐらいなら、なんだか暖かい気すらしてしまう。
今日は薪の使用量をご報告。
ロケットストーブを使い始めて約3ケ月。今の所、消費量は薪棚一つと半分。5月までストーブを焚くとして、あと4ヶ月分ということは、薪棚二つ分の乾燥した薪が必要なのだが、日々コツコツと薪割りをしてきたおかげで、その目標はクリアできている。今せっせと脇割りしているのは、来年の冬に向けて!
当初、自然エネルギーの師匠、大工のIさんから「ひと冬で薪棚7つぐらいは必要だろう」と聞いていたので、ビビっていた。が、実際に使ってみると、薪棚一つで約2ヶ月間ももった。「実は、僕が家で使っているロケットストーブは耐熱レンガが一重。そちらで作ったストーブは二重の構造にしたからなのだろう。やはり耐熱レンガの量と熱効率は比例するのか。我が家のストーブも早く作り直さないといけないな」と、とても驚いていた。
比べたことはないのだけど、きっと、鋳物の暖炉で使う薪はさらにさらにたくさんいるはず。暖房をロケットストーブにすると、熱効率が良いので、薪も最小限で済むし、ベンチやベッドの下にも煙道を通せば、燃えたエネルギーをとことん使い尽くして無駄ゼロ。耐熱レンガの蓄熱で、家中が芯から温まって、なかなか冷えない。朝まで熾火が続くのだ。
あと、水道凍結を経験して思ったこと。
薪はオフグリッド生活の基本、要、肝。太陽発電も自然まかせ。水は外気温に負けて、見えないところで凍ってしまう。思うようにならないもどかしさ、諦め、見えない恐怖。
だけど、薪は火をつけさえすれば、必ず燃えてくれるのだ!薪さえストックできていれば、どんなに寒い冬がやってこようと、何も怖くない!氷点下7度の夜、この裏切らない、頼れる存在に、どれだけ心を癒されたことか。いま目の前に物質的な薪がゴロゴロと積まれていて、マッチで火をつけさえすれば暖が取れる、という確かな安心感。
これから暖房を考える方には、声を大にしてロケットストーブをお勧めしたい!
ちなみにキッチンストーブ用の薪は、家具工場でもらってきた端材と、家の敷地内で拾った小枝や杉の葉で十分に賄えている。
左・薪棚4号 右・薪棚1号薪棚4号薪棚3号この秋に畑で収穫した大豆で味噌づくり。大豆を茹でるのは、屋外の時計ストーブで。燃料は、家の中では燃やせない松をジャンジャン使う。