オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

手作りストーブ工場に、燃焼室の扉をオーダー。

雨予報がはずれた土曜日、ロケットストーブの燃焼室の扉を作成してくださる鉄工所へ。

こちらは【maki式薪ストーブ】という名前の手作りストーブを作っている工場。

https://www.makisiki.com/

こちらでは、気密性の高い日本の住宅で使える、外気を引き込んで燃やす方式の薪ストーブを手作りしている。もの作りの現場は面白いし、マシンを見るだけでもワクワクするし、こだわりのあるもの作りをしている人は話をするだけでも楽しい。大工のI氏とこちらの社長の、マニアックな会話も白熱。

アメリカに続き、ヨーロッパでもストーブの排気の規制が厳しくなり、昔ながらの鍛冶屋さんが作った旧式のストーブが規格外になってしまった。その売れなくなったストーブが、いま日本に輸入されてるようになったとか。ヨーロッパ式のストーブを気密性の高い日本の住宅で使うと、煙が煙突にうまく流れない、なんて話も。知らなかった世界のストーブ事情。形もシンプルだし、鋲好きのはたまらない無骨なデザイン。この暑い日にも、製品ストーブの燃焼テスト中!こちらが持ち込んだ、我が家のロケットストーブ燃焼室の扉。これに蝶番やガラス、密閉させるためのガスケットの加工をしてもらう。「今月中はもう急がしてくて、来月になるなあ」と社長。「うちもストーブができないと、引っ越しができなくて」と泣きつく。もう、祈るしかないな。ストーブ工場から帰ると、排水溝チームも絶賛作業中。ついに井戸からお風呂までの給水配管が繋がる。最短コースではなく、大地再生の会で作った、土地改良のための水脈を避けて通る、ジグザグの遠回りコースで開通。最後まで邪魔な石たち、、、。黒い細い管が給水。白いパイプは、私も、電気屋さんも、すっかり忘れていた井戸ポンプのための電気の土中配線。よくぞ気づいてくれました!左官のYくんも、嫌な顔一つせず、三度目のタイル貼りの準備。ガスコンロとの隙間が出ないように、今のタイルの下にもう一列、継ぎ足してもらうことに。「一列全部はもしからタイルが足りないかも、、、」と心配していたが、「確かめてみたら、一列全部、足りました!しかも、残るのはたったの1ピースだけ!」と、奇跡の展開。ロケットストーブのベンチ部分、ベッド部分のコンクリートブロック作業も前進。壁面とブロックの間には少し余白空間があり、仕上げにパーライトが詰められて、断熱エリアとなる。家の中で火を焚くのだから、念には念を。時々現れているスリットが何になるのか、私には、まだ理解できない。。。