オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

蔵の大規模な解体が始まる!

本日からまた個性の強い新キャラクターが登場した!20代の若手社長率いる解体ペア。若さ溢れるエネルギッシュなスタイルで、外壁の材木をばりばりと剥いでいく(今日は激写し忘れた。また追い追い写真の許可もらえるよう挑戦しようと思う)。外壁の材木を剥いでいくと、やはり現れたるは、この通り、ジャジャーン、土壁だった。

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そして、本日のお題は、二つ。まず、どこに窓を作るか。つまり、若手解体ペアにどこの土壁を崩してもらうか。至急決めたいから、と、大工のH氏から呼び出しを受けて、駆けつけた。二階の窓は4枚の窓が続いた掃き出し窓のイメージだった。が、柱の関係で4枚を連続にはできない。90cmスパンに入ってる柱を二本は残さないとダメだという。玄関の上あたりのどこに引き違い窓をはめるか。。。すぐには答えは出なかったが、他の用事を挟んでから、もう一度、白紙の頭でこの壁面と向かいあうと、するっと答えが出た。今ある窓を活かせばいいんだ。90幅の壁を一枚挟んで、一間幅の同じ窓を左右に対で配置する。大工のH氏にこのプランを伝えると、「僕もそれがいいと思ってました!」ということで、決定。

もう一つのお題は、軒下のデザイン。金属で覆われていた軒下を剥いでみると、土壁の上から塗装された漆喰が出てきた。また土かい、、、。大工のH氏が携帯で「洋館 外観」をたくさん検索して、軒下の画像を見せてくれた。「洋館ぽいのはやはりこの土壁の仕上げ。でも、費用はかなりかかる」そりゃそうだろう。軒下にそこまで思い入れはないので、軒下の土と漆喰は撤去。見上げると垂木が見える感じでOK。「シンプルだけど、垂木も太いものを使うので、存在感あると思う。山型の「破風板」はちゃんとつけますね」とのこと。

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柱問題は二階の大広間にも影響。スカーンと広いひと部屋をイメージしていたけれど、やはりどうしても、東西の梁を支える柱が取れない。柱が必要な線上で、二本任意の場所に柱を立てるか、ど真ん中に一本立てるか、の二択。。。。柱で部屋の使い方が制限されるのは嫌なので、「ど真ん中に一本」で行くことに。

一部、吹き抜けになる部屋も、梁は外せないことが判明。まあ、天井が高すぎても、照明をどうするんだ、という問題があるので、梁ぐらいあった方がよさそうだ。

リノベーションの心得。そうやって、一つ、一つ、ページをめくるたびに見えてくる現実と向かいあって、最善の方法を選択をしていくしかない。

このブログファンの皆様が気になっているだろう、例の『ちぎれれた桁』シリーズの最後の一本、軒桁が補強された。歯抜けの野地板から覗くブルーシートが現代アートみたいだった。

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とにかく補強がすごい。一階床の要所要所にも筋交い、筋交い、筋交い。。。

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お風呂チームは4面の白いモルタルの塗装が完了。窓辺のエッジもシャキッとしていて綺麗。コンクリート下地もスタンバイ。いよいよ明日、お風呂にタイルが貼り付けられる!!!

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私の持ち込んだレトロガラスの滑り窓に、長年のコレクションの一つのガラスの持ち手やら、ホームセンターで購入した金具類を取り付けてくれていた。この窓辺の感じ、かなり気に入っている。だいぶゴールが見えてきたお風呂場の仕上がりに、娘も「かわいい!」と絶賛。

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本日のもう一つのミッション。電気屋さんとの現場打ち合わせ。実は、昨晩、地元の電気屋さんに、電気のビニールの線がどうしても苦手で、一部天井裏が露出しているところだけでも、金属のパイプに入れることができないか、と、通販モノタロウの金属パイプのページをスクリーンショットしてメッセージしたところ「当社ではできないような気がします。そういう実績のある工事会社に依頼する事はできませんか」という返事。とほほ。

朝に立ち直って、現在の家を手がけてくれた電気屋さんにコンタクト取ったら、タイミングよく、すぐに下見にきてくれた。「その電気屋さんの気持ちもわかりますが、どんなのを望まれているかも、わかりますよ。できますよ」と。チャレンジ精神のある職人さんと仕事をしたいものだ。

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材木の回収車。薪にもならないであろう、朽ちた木材で満杯になった二杯目のゴミ箱が回収されていった。

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