オルタナ改装からのオフグリッド生活日記

オフグリッドを目指す改築アイデアと、光熱費月3300円の暮らしをシェアしたい

大地再生の会による嵐の剪定!

 

大地再生の会というチームがある。縁があって、一度、お寺の裏の荒れた谷を再生するというワークショップに参加したことがあるのだが、目から鱗の技術ばかりで、大興奮した。この杜を手に入れた時に、真っ先に見てほしい!と思ったのが、この大地再生の会。「家を建ててからでは、やりたいこともできない場合が多いけど、今回は家を建てる前に呼んでもらえて、とっても良かった」と言ってもらえた。勇気を出して、お声掛けした甲斐があったというもの。

大地の再生 結の杜づくり

●2間×3間。仕事部屋を建てる位置の確認。

建物の裏に、正面から入ってくる風がうまく回旋するスペースを空けること。正面からちらりと見える場所。南側は程よく人が集まれる幅5mをキープすること。冬が寒いこのエリア、冬の西日をたくさん浴びる場所にすること。建物の東に数本木を植えて、駐車スペースとの区切りをつけること。じっくり吟味してもらって、北西角に鉄杭をグサリ。決定!これで解体屋さんも仕事部屋の建設に着手できる。

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●蔵の周りに足場を組めるように、蔵の周りの剪定。

大地再生の会は風のような優しい草刈り、剪定がモットーだが、ジャングルになった樹々には嵐(!)の剪定も必要と、ざっくりとカットしてくれた。

<↓before>

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<↓after>

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(↑左before 右after)

 

●排水の確認

キッチン、お風呂、選択の水を浄化槽なしで、敷地内の自然に戻す場所、方法を確認。「大丈夫ですよ、できますよ」。やりながら、改良してゆく方針で決定。安心。

●タワー車を使った剪定プラン

北側の背が高くなりすぎた樹々を剪定するには、タワー車が必須。でも仕事場を建てたら、タワー車が入らないかも知れない。ということで、急いでいたタワー車剪定だが、どこまで切るかというのがとても大切。切ってもいいが、もしも切りすぎた場合、育つまでに何年もかかる。ということで、大地再生の会のお二人の指示を本日まで待った。

待ってよかった。

高さはもちろん、枝もどれのどこを切るか、悩みに悩んで答えを出してくれた。「10年後には、タワー車がなくても剪定できる、登れる樹形にします。」

●次回までの宿題!敷地の北側にある竹の剪定

竹薮がはびこっていることが、蛇やイノシシを呼んでいると。斜めに切ってしまうと、竹は武器になってしまうので、まっすぐ切ること。細い枝はその場所に短く切って撒いておくこと。太い竹は根元ギリギリで切って、運べる束にしておいて、後日、土地改良に使う。敷地内から遠くの山が見渡せつつ、外からはなんとなく暮らしの雰囲気だけが見え隠れするという、絶妙なブラインドのような杜を目指す。

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解体チームは蔵の荷物整理。元、病院だけあって、山のようなガラスに入った注射用の薬品が出てきてうんざり。でもコツコツと紙とガラスと金属、木材、紙とプラスティックにひたすら分類。最初の頃は、お宝として貴重がられた、目盛り付きの古いガラス瓶も、どんどん出てくるので、そのうちゴミ箱行きに。解体というお仕事は本当に忍耐。さらにその仕事の合間にさらっと薪小屋まで作ってくれた。この低めの小屋をどんどん長く繋げていったら良いよ、と。本当にありがたい!

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